号外編 3章 悪性リンパ腫 ガンを客観視するために〜「ホット」をなくし「コールド」を使う〜

おはようございます!









前回に引き続き今回も
私がガンを前向きに捉える要因となった
タル・ベン・シャハーさん著書の
「次の2つから生きたい人生を選びなさい」
の記事の一部を紹介したいと思います!








以下引用。








A  怒りに身をまかせる
B いったん落ち着いて考える

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誰でも怒ることはできる。それは
簡単なことだ。しかし、怒るべき人に
対して、ふさわしいタイミングで、
ふさわしい目的で、ふさわしいやり方で、
ふさわしいだけ怒るというのは
簡単ではない。

                                         アリストテレス
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理性を失ったがゆえの犯罪はよく起こります。








ごく普通の人が、カッとして突然暴力を
振るってしまい、あとから自分のしたことを
後悔するということは珍しい話では
ありません。








ただありがたいことに、ほとんどの人は
強い衝動を抑えることが出来るので
殺したいと思う人を感情のおもむくままに
殺すことはありません。








それでも私たちは誰でも感傷的になり
ちょっとしたまちがいを犯すことが
あります。








頭に血が上ったと感じるときは
いったん気持ちを落ち着かせるようにしたり
数字を10まで、あるいは100まで
数えたりするのがいいでしょう。








Action 自分の感情をじっと見つめる








心理学者のジョージ・レーベンシュタインは
感情が高ぶっている「ホット」な状態と
落ち着いた「コールド」という状態について
研究しました。








ホットな状態では、感情が激しさを増し、
何かに駆り立てられたり、または逆に
何としてでもある状況を避けようと
したりします。








一方、コールドな状態では、感情の高ぶりが
なくなり、理性的な判断を出来るように
なります。








どちらの状態にあるかで、私たちは
まったく違った考え方や行動をします。








心理学者のダニエル・ギルバートの研究に
よれば、たとえばお腹のすいた人が買い物を
すると、すいていない人よりもたくさん
買う傾向があるといいます。








空腹で買い物をするくらいなら
まだ害は小さいのですが、ホットな状態の
ときに何かしようと決断すると、非常に
困った結果を生むことになります。








私たちは誰でもできることなら
時計を戻して自分のやったことや
言ったことを取り消せばいいのに、
と思うときがあるのではないでしょうか。








自分がホットな状態だと認識することにより
雰囲気や感情にのまれてむちゃな行動を
するのではなく、気持ちを落ち着かせて
状況を確認することができます。








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上記の内容は当時の私に大変役立つことで
「ガンになったから」「味覚障害
かかったから」と絶望したり、激昂
していたら決して病状はこんなにも早く
良くなる事はなかったと思います!








冷静に自分を見つめ、「コールド」な状態で
いたからこそ「ガンになったけど〜が
出来るのではないか?」「味覚障害
かかったけど〜すれば味を感じることが
出来るのではないか?」と仮説を立てて
検証をするというサイクルが
回り始めたと思います!







「理解する」は英語で「understand」ですが
分解すると「under」(下に)「stand」(立つ)







人間は「下に立って」初めて物事を
「理解する」ということをこの単語から
学べるように苦しい時こそ感情の
おもむくまま行動するのではなく、
「コールド」な状態で周りを見渡し
今自分が置かれている状況を
理解「understand」することで
打開策が見えてくるのではないでしょうか?








「ホット」な状態で感情のままに行動し
後悔していませんか?








「コールド」な状態で自分の現状を
分析出来ていますか?








それでは!