51章 日常生活を濃く生きる為に〜自分の価値観を明確にすること〜

こんばんは!







前回に引き続き今回も
私がガンを前向きに捉える要因となった
タル・ベン・シャハーさん著書の
「次の2つから生きたい人生を選びなさい」
の記事の一部を紹介したいと思います!










以下引用。








A 急いで生きる
B 大切なことに意識を向ける

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大切なものは物だけであり、重要なことは
目に見えるものだけだと世間は言う。

職業コンサルタント  ローレンス・G・ボルト
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私たちは人生の価値を「客観的な基準」で
測ろうとします。








その基準とは、社会的階層、稼いだ金額、
獲得したトロフィーの数、ガレージに並ぶ
車の台数、そしてこれまでに手に入れてきた
「物」です。








しかし、じつは物理的な基準に沿った成功は
長く続く幸せをもたらさないことが
多くの研究で証明されています。








気持ちの落ち着きや長続きする幸せを
得るためには、社会がこう望むべきだとか、
こうするべきだと押し付けてくるものではなく
自分にとって本当に大切なものを見きわめ、
それに意識を向ける必要があります。








Action 「本当に大切なこと」に時間を使う








映画「もしも昨日が選べたら」では
主人公のマイケル・ニューマンは多忙な生活を
送っています。








彼のいちばんの関心事は仕事で出世することで
そうすれば真の幸せが手に入ると思っています。








ある日、マイケルは人生を早送りできる
魔法のリモコンを手に入れ、出世するまでの
すべての出来事を早送りしてしまいます。








仕事の苦労や困難だけでなく、
妻と愛し合うひとときといった日常生活の
喜びまで何もかもを飛ばしてしまいました。








目指す最終目標に直接関係しないことは
すべて無駄な回り道だと、彼は考えたのです。








年老いたとき、彼はようやく自分の犯した
過ちの大きさに気づきます。








人生を生きる価値があるものにする
大切な瞬間を、すべて早送りしてしまって
いたのです。








しかし、そこはハリウッド映画。








マイケルには二度目のチャンスが与えられます。








しかしながら、現実の世界では
そうはいきません。








長期的な目標だけに集中し、
目の前の大切なことを見過ごしてしまった
としても、人生に二度目のチャンスは
ないのです。








本当に大切なことに自分の人生の時間を
使ってください。








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上記の内容は病前と病後の私を
象徴する記事だと思います。








病前の私は服が欲しかったり、
ブランドもの装飾品が欲しかったり
カッコ良いバイクに乗りたかったりと
とにかく物欲に正直に生きていました。








だからこそバイトなどでお金を貯めては
欲しいものを買って、またすぐに欲しいものが
出て来てそれをお金を貯めて買うという
サイクルを繰り返していました。








もちろん今も物欲はありますが
病気をしたことにより、価値観が大きく
変化しました。







病気をしてから簡単に外に出れなくなり
人にも会えなくなり、副作用の味覚障害
飲食物を美味しいと感じなくなり、
私が日常で感じていた当たり前が何一つ
出来なくなる。








引用中のマイケル・ニューマンのように
私は大事な”日常生活”を疎かにしていた事に
当たり前の日常生活を失った後に
気づきました。








いつでも元気で過ごせるありがたさ
誰とでも会える楽しさ、人の温かさ
美味しいと感じれる喜びなどなぜもっと
大切にしなかったんだと強く後悔した事を
今でも鮮明に覚えています。








幸いにも病気が寛解して
一般の方と同じような生活をこなせるように
なり、価値観や考え方を変えるキッカケと
なりました。








だからこそ私は物欲よりも
日常のありがたさ、その時々の瞬間
人の温かさなどを大事にしたいと思うようになり
そう思った時から凄く幸せな生き方が
出来ていると思います。








病気をする前は買っても買っても満たされない
物欲との闘いでしたが病気の後は日常生活を
生きるという事に価値を置いているので
毎日を過ごしているだけで満たされるという
自分にとって良い考え方に結びついています。








この考え方の転換こそ病気をした事による
学びであり、然るべきタイミングで
病気になったので何か意味があるのではないか
と前向きに捉えています!







自分の大切にしたい事を明確にしてますか?








大切にしたい事をする為に
日々生活を送っていますか?








それでは!