号外編 8章 1つの物事にとらわれないために〜感情を解き放つ〜

おはようございます!







前回に引き続き今回も
私がガンを前向きに捉える要因となった
タル・ベン・シャハーさん著書の
「次の2つから生きたい人生を選びなさい」
の記事の一部を紹介したいと思います!







以下引用。








A わだかまりを残す
B 許す

---------------------------------------------------------
  真の許しとは、出来事が起こったあとに
取る行動ではない。すべての瞬間にあなたが
取る態度のことだ。

スピリチュアルリーダー 
                                        デイヴィッド・リッジ
---------------------------------------------------------








「完璧な人はいない」とよく言われます。








これについて私たちは「そのとおり」と
思いながらも、自分や他人が完璧でない事を
責め続けてしまうものです。







たしかに人はどんなことでも許せるとは
思いませんし、また許すべきとも思いません。








しかし、私たちは自分に対して、そして
他人に対して抱えているわだかまりを
手放すことを選べます。








「許す」という言葉はサンスクリット語では
「ほどく」と同じ意味です。








私たちは許すときに感情の結び目をほどき、
感情システムをうまく機能させるように
しています。








感情の自由な流れを解き放つことで、
怒りや落胆、さらには痛みや思いやり、
喜びも感じることができるのです。








Action 不要な重荷を下ろす








2人の禅僧が川のほとりに立ち、
川を歩いて渡ろうとしていました。








するとそこに美しい女が近づいてきました。








その女も向こう岸に渡りたいようなのですが
川の流れが速いので困っていました。








そこで年上の禅僧が「背負ってまいろうか」
と言うと、女はうなずきました。








女を背負って向こう岸に渡ると、
女はお礼を言って去っていきました。








女が見えなくなるとすぐ、
若い禅僧は年上の禅僧を非難しました。








「恥ずかしいと思いませんか。私たちは
女の体に触れることを許されていないの
ですよ。」








そのあとふたりは数時間ほど歩き、
寺に辿りつくと、若い禅僧は年上の禅僧の
行いを寺の住職に報告すると言います。








「あなたは禁じられている下品な行いを
しました」








年上の禅僧はわけがわからないといった
様子で尋ねました。








「私が何をしたというのだ?」








「美しい女を背負って川を渡ったじゃ
ありませんか」








「ああ、あのことか。お前の言うとおり、
たしかに背負った。だが私は川岸に女を
置いてきたぞ。お前はまだ女を背負っている
ようだな」








あなたが背負っている不要な重荷を
いますぐおろしましょう。








--------------------








上記の内容は私で言うところの
34章で記した「開き直り」になると思います!







悪性リンパ腫という病気になって
恐怖や不安など様々な感情が現れましたが
「なったことは仕方がない。」と
開き直ることでそれらの感情を
解いていました。








また引用中にあるこの会話は

「ああ、あのことか。お前の言うとおり、
たしかに背負った。だが私は川岸に女を
置いてきたぞ。お前はまだ女を背負っている
ようだな」

私の「再発したとしてもまた良い経験が
出来る。」と納得する事と似ていると
思います。








年上の禅僧は修行の身である為、
女人に触れるというのは当時の常識では
NGとされていたが困っている人を
見過ごせないという個人の倫理観に従い
常識に逆らいます!








しかし、年上の禅僧には人助けに
異性を意識するなどの色欲は一切介在
しない為、すぐに感情を解いた。








立場は違えど、私は悪性リンパ腫にかかり
世間的には「不幸だ。可哀想」などの
レッテルを貼られやすく、また常人より
死が近いというイメージがつきやすく
なっています。








しかし、私自身悪性リンパ腫にかかり
人の温かさ、日常の大切さを学び
決して悪いことばかりではない。と
悪性リンパ腫の恐怖、再発の不安などの
感情を解き放つ事が出来た。








こうなると引用中に書いたような状態

「感情の自由な流れを解き放つことで、
怒りや落胆、さらには痛みや思いやり、
喜びも感じることができるのです。」

色んな物事に敏感になり、自分の見る
世界が色彩豊かなものになると思います。








1つの物事に足を取られて
足踏みを続けていませんか?







感情を解き放つ事でわだかまりを手放し
敏感に物事に反応出来ていますか?








それでは!