9章 入院までの2週間で特に辛かった3つの出来事

こんばんは、今日のブログを更新します!








前回の振り返りとして鼻の生体検査を受け、
今まで通り原因が分からず、手術の方向で
話しが進むだろうと思っていた矢先に
まさかの原因が特定できた。しかしそれは
節外性NK/T細胞リンパ腫 鼻型という
血液のガンだった。早急な入院が必要で
病室が空き次第、即入院と時間があまりない
状況でどうしようかと考えていた。







それでは続けます!






上記に書いたようにいつ病室が空くか
分からないが病室が空き次第
即入院をするという状況なので
心の準備が出来ないまま、時間だけが
過ぎていく毎日!






入院までの過程で辛かった事が三つあり
まず一つは検査の為に髄液を取らなければ
ならないこと。






骨髄にガン細胞が入り込んでないか
調べる検査なのですがこれが物凄く辛い。






うつ伏せになって背中に麻酔を打たれ
感覚麻痺してきた頃に下を向いているので
感覚ですが医師が太い注射で脊椎を
めがけて注射針をねじ込んできます。笑






麻酔はしてるので鋭い痛みはありませんが
多分神経が圧迫されていて今まで経験
した事がない鈍痛に襲われます。






これが物凄く痛くて髄液が取れる頃には
全身冷や汗でビショビショに!





検査の為に少量でも激痛が走った私でしたが
骨髄バンクに登録されている提供者の方々は
私が体験した20倍の量を抜くそうで
病気になった人も大変ですが、提供して
くれる方々も痛みに堪えながら協力して
下さっているのだと心底感動しました。






続いて二つ目に抗ガン剤の影響で
精子がダメージを受けて将来子どもを
作れなくなる可能性が出てくると
申告されたこと!






抗ガン剤は細胞分裂が多い細胞を
集中して狙うみたいで毎日精子を作り
続けている睾丸にも当然ダメージはくると。






抗ガン剤を受けた後、精子が戻る可能性は
40%〜50%で戻ったしても治療終了後から
2年後になるとの事。






従って今も精子の機能は恐らく
戻っていないです、当時いきなりそんな事を
言われても若干21歳の私に受け止めれる筈も
なく、かなり落ち込みました!






しかし精子の機能が戻らなかった時の為に
治療前に精子を搾取して精子バンクに
預けている為、最悪の場合でも子孫は
残せる状況ではあります!






抗ガン剤を投与する方、医師に言われると
思いますがもし受ける場合には精子バンクに
登録しておく事をオススメ致します!






そして三つ目が一番辛かったのですが
友人や親族に病気を打ち明ける時です。






これが本当に辛かった。






当時はガン宣告されても見た目は
超元気な大学生でしたし、どちらかというと
私自身陽気な方なので目の前の姿と
ガンという病気がかけ離れ過ぎて
友人も親族も打ち明けた瞬間に絶句して
泣かれる事がとても多かったです。






本来私の為に泣いて貰えるのは
嬉しいのですが、自分が心配をかける
罪悪感とこれから闘病していく中で
友人や親族達に哀れみの目で見られるの
ではないか?そして関係性が段々と崩れて
いくのではないか?という考えに陥り、
今振り返ってみてもこの時が闘病生活で
一番暗かったです。笑








しかし現実は打ち明けたことにより
みんな親身にお見舞いに来てくれたり
連絡をくれたりと支えてもらいました!






この事はまた後日少しずつ記していきますが
とにかく病気の事は打ち明けてフラットな
関係を続けた方がお互いスッキリします。






少なくとも私がそうでみんな変わらない
態度で接してくれて、尚且つ心の底から
心配をしてくれる!






人間捨てたものじゃないなとこの時ほど
痛感した事は無かったですし、この恩は
この先も胸に刻んで生きていきます!






今回のブログで入院までの経緯を
記したので明日から入院当時の振り返りを
していこうと思ってます!






病気は一見、辛い事苦しい事が多いですし
それは事実なのですがそれ以上に人の優しさ
日常のありがたさを気付かせてくれます。






これは何事もなく生活している方には
中々感じられない事かもしれません!
(私が実際そうだったので)







だからガンという病気を経験できた事は
人生でもかなりのプラスになりましたし
少なくとも私はこの病気をきっかけに
以前よりも遥かに感受性が豊かになり
日々を大切に出来るようになりました!






このブログを読んで何かを感じて
くれたら幸いです!





長くなりましたので続きはまた明日
書きたいと思います!






それでは!