50章 悪性リンパ腫 ガンを受け入れる手段〜ユーモアと心の余裕を持って「笑う」〜

こんばんは!







前回に引き続き今回も
私がガンを前向きに捉える要因となった
タル・ベン・シャハーさん著書の
「次の2つから生きたい人生を選びなさい」
の記事の一部を紹介したいと思います!










以下引用。








A 人生を深刻に捉える
B ユーモアと心の余裕をもつ

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ユーモアのセンスがない人は、スプリングの
ない荷馬車のようだ。道の小石を踏むたびに
ガタガタと揺れる。

牧師   ヘンリー・ウォード・ビーチャー
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心理学には「認知再構成」という言葉が
ありますが、これは物事を違った角度から
捉える能力のことです。








困難な状況のとき、問題の中のユーモラスな
部分やいいところに目を向けるなどして、
物事を別の角度から見たほうが自分にとって
有益になる場合があります。







もちろん、物事を厳粛に受け止めることが
適切な場合もありますが、たいていの場合
私たちは深刻になりすぎて、おもしろさや
遊びの部分を見逃してしまいます。








子どものころの大笑いや喜びを
取り戻すことで、人生が楽しくなり、
心身の健康が向上します。








周りの人から見ても、一緒にいて愉快な人物と
思われることでしょう。








Action 「笑い」を生活に取り入れる








ジャーナリストのノーマン・カズンズは
40代後半で重度の関節炎と診断されました。








昼間起きている間は痛み止め、夜眠るときは
睡眠薬が必要になりました。








さらには、残された日はそう多くないと
医師から告げられたのです。








カズンズは以前、ストレスやネガティヴな
気持ちは、免疫系に悪い影響を及ぼすという
記事を読んだことを思い出しました。








その説は正しいと考えた彼は、病気と
闘うことを決意します。








彼は自分で考えた治療を始めました。








その主な治療法は「笑う」ことです。








コメディを見たり看護師に面白い話を
読んでもらったりして、お腹がよじれるほど
笑ったあとは、数時間痛みが消えることに
カズンズは気づきました。








「笑う」治療法はとても効力を発揮し、
やがて痛み止めも睡眠薬もいらなくなり、
仕事に復帰することができました。







この発見が裏づけられるまでその後何年も
かかりましたが、今日では、笑いが痛みを
和らげ、免疫系を強くするという研究結果が
多く見られます。








世界中の多くの人の熱心な活動のおかげで
ユーモアが治療の重要な要素だと
受け入れられるようになったのです。








別の病気でなくても構いません。








生活にユーモアを取り入れることで
大きな幸福感がもたらされ、人間関係が
円満になり、健康状態もよくなります。








ぜひ「楽しい要素」を取り入れてください。








お気に入りのテレビ番組を見たり、
インターネットでジョークをチェックしたり
あなたを笑わせてくれる友人に
会ったりしてみてください。








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上記にあった「認知再構成」という言葉
物事を違った角度で捉える能力は
悪性リンパ腫 ガンを経験したことで
強く鍛えることが出来たと思います。








私自身、最初は悪性リンパ腫に悲観的でしたが
「自分が悲しむと周りの方を悲しませる」
「やりたいことがたくさんあるからこそ
早く治したい」など自分の欲求が出始めてから
悪性リンパ腫を前向きに捉えるように
なりました。








そんな私が治すために意識していた行動が
実は引用の例で挙げられた
ノーマン・カズンズさんが行なっていた
常に笑うことです。








当時は笑うことで痛みを和らげ
免疫系をあげるという研究結果は
少し聞いたことがあるくらいで
「周りの人をこれ以上悲しませない為に
人前では笑おう」や「かつて身近な方が
どんなに苦しくても笑い続けて末期ガンを治したから真似してみよう」などが主な理由で
笑うことを意識して行動しました。








この行動を始めて、最初は苦しくても
笑っているので時に心が疲れる事も
あったのですが段々と慣れてくるにつれて
笑っているとその状況が本当に楽しくなり、
見ている景色そのものが楽しく映ります。








そうなると悪性リンパ腫も良い経験として
捉えるようになり、気がつけば闘病は
自分にとってそんなにきついものではなく
寧ろ貴重な経験をさせてもらっていると
考えるようになり、ここまでくれば
多少の事では折れないメンタルが
出来上がっていると思います。








最初はどんなに苦しくても人前では笑顔を
絶やさないという小さな取り組みから
始めましたが、積み重ねれば今や病気は
寛解し、結果論ですが「笑う」という事は
痛みを和らげ、免疫を上げるのだなと
研究結果に納得しています。








この経験があるからこそこれからも
私はどんな時も笑顔を絶やさないように
心掛けますし、毎日自分で「笑う」という
小さな治療をし続けると思います!








物事を深刻に捉え、自分を苦しめて
いませんか?








ユーモアと心の余裕を持ち、
「笑う」ことは出来ていますか?








それでは!